ご案内

このページでは、視覚障害者による漢字の学習と利用を支援するための研究の成果を提供しています。
提供している資料については、このすぐ下をご覧下さい。
データをダウンロードなさる方は、各資料の説明の下にあるリンクからダウンロードして下さい。
各資料の著作権は田町読み等開発チームが有し、MITライセンスの下(もと)で頒布します。平成24年2月28日以前にダウンロードされたデータにもこのライセンスを適用して下さって結構です。
Each datum on this page is copyrighted by Tamachi phonetic kanji alphabet development team and is released under MIT License.

提供している資料

このページで提供している資料は五つあります。

1. 田町読み(新しい詳細読み)

科研費「理解しやすい漢字詳細読み」(課題番号:16300191)の研究チームで作成した新しい詳細読みの一覧です。利用者の語彙と単語親密度を考慮して、理解しやすい説明語を選んだ点が特徴です。小学5年生の漢字と常用漢字(教育漢字以外)の詳細読みを使った実験で、既存のスクリーンリーダ製品の詳細読みより漢字書き取りの正答率が有意に上がることを検証しました。
JIS第1水準漢字2965字、第2水準漢字3390字、合計6355字の詳細読みが揃っています。JIS第1水準漢字の中に、教育漢字と常用漢字は全て含まれます。
田町読みの作成に関わった人物と作成過程については、「田町読み等の開発について」をご覧ください。

2. 宮里読み(新しいフォネティック読み)

国立特別支援教育総合研究所と宮城教育大学の共同研究で作成した新しいフォネティック読みの一覧です。仮名文字については小学生を対象に、英単語については中学生を対象に実験で調査した親密度の高い単語を用いています。
JIS漢字(JIS X 0208)の附属書4に記された特殊文字、数字、ラテン文字、平仮名、片仮名、ギリシャ文字、キリル文字、罫線素片の合計598字、及びJISローマ字95文字とJIS片仮名63文字の合計158字の読みが揃っています。

3. 漢字の構成読み(New)

漢字を、それを構成する部品の名前とそれらの位置関係で読み上げるのが「構成読み」です。漢字の形を音声で確認したいという視覚障害者の要望を受けて開発しました。
JIS第1水準漢字2965字、第2水準漢字3390字、合計6355字の構成読みが揃っています。
まだ間違いが多く含まれると思いますので、間違いを見つけた方はぜひ情報をお寄せください。

4. 漢字の読み方辞典

JIS第1水準漢字2965字、第2水準漢字3390字、合計6355字の読みを収録した漢字の読み方辞典です。教育段階の読み、常用漢字表の読み、JIS一覧表の読み、そしてこれ以外の読みに分けて提示する点が特徴です。教育漢字の配当学年、教育漢字と常用漢字の区別も併せて表示します。使い方は、読みを知りたい漢字を入力して検索ボタンを押すだけです。Microsoft Excelのマクロプログラムとして作成しましたので、ご利用にあたってはExcelが必要です。

5. 同音異義語練習問題

日本漢字能力検定4級、3級、準2級の問題集から同音異義語の組み合わせを集め、その単語を含んだオリジナルの短文集を作成しました。

推進した研究プロジェクト

  • 田町読み、漢字の読み方辞典、同音異義語練習問題は、科学研究費補助金「視覚障害児・者のコンピュータ利用における理解しやすい漢字詳細読みに関する研究」(基盤研究(B)、平成16年度~平成18年度)を受けた研究の成果物です。
  • 宮里読みは、国立特別支援教育総合研究所共同研究「視覚障害児童・生徒向け仮名・アルファベットの説明表現の改良」(平成19年度~平成20年度)の成果物です。
  • 漢字の構成読みは、新潟大学 工学部 福祉人間工学科 渡辺研究室における卒業研究(平成22年度)、及び博士前期課程大学院生による研究(平成23年度~)の成果物です。

更新履歴

2012年1月30日 田町読み(JIS第2水準)の「萸」の読みの漢字表現を修正しました。
2012年1月26日 田町読み(JIS第1水準)の「更」の読みを修正しました。
2011年9月7日 このサイトのサーバを新潟大学に移しました。
2010年9月2日 田町読み(JIS第1水準)のうち、22文字(娃、逸、岩、稽、失、臭、少、摂、打、胎、貸、題、腸、弟、塔、帆、碑、粉、胞、睦、油、揚)について、修正を行いました。
2008年9月19日 田町読み(記号類)の掲載を始めました。
2008年5月19日 田町読み(JIS第2水準)の掲載を始めました。
2008年2月22日 漢字の読み方辞典のJIS第2水準漢字のうち17文字(个、亟、估、兪、冀、卩、呎、嗚、彡、恊、抓、曰、泪、濤、渕、渊、淤)について、読みを修正しました。
2007年10月4日 田町読み(JIS第1水準)のうち、2文字(声、至)について、修正を行いました。
2007年10月2日 同音異義語問題の解答(Excel版とテキスト版)の誤りを修正しました((誤)先攻→(正)専攻)。
2007年7月4日 田町読み(JIS第1水準)のうち、4文字(翰、吾、廷、蒙)の読みを変更しました。
2007年6月12日 「田町読みの開発について」のページに、開発者・開発期間・策定の手順・田町読みの由来などの情報を掲載しました。
2007年6月12日 田町読み(JIS第1水準)のうち、3文字(解、差、卓)の読みを変更しました。
2007年2月26日 成果報告書(冊子版、CD-R版)の送付受け付けを終了しました。お申し込み頂いた方、ありがとうございました。
2007年2月13日 成果報告書(冊子版、CD-R版)の申し込みを開始いたしました。2月25日まで受け付けております。お申し込みは、「成果報告書送付の申し込み」で行ってください。
2007年1月22日 田町読み(新しい詳細読み)のうち、11文字(茨、感、告、史、終、操、畜、菱、浴、想、辞)について、修正を行いました。
2006年12月14日 このサイトのオリジナル版を国立特殊教育総合研究所(現在は国立特別支援教育総合研究所にて開設しました。

免責

成果物の利用により発生した損害について、本研究グループおよび新潟大学は一切その責任を負いません。

より良い成果物とするためのお願い

各成果物を今後より良いものとしていくため、修正が必要な点がありましたら、渡辺(メールアドレス:t2.nabe.at.eng.niigata-u.ac.jp)および山口(メールアドレス:t.yamaguchi.at.eng.niigata-u.ac.jp)にご連絡下さい。
(スパムメール防止のため、メールアドレスは全角で書いてあります。また、.at.を@に置き換えて下さい)

活用情報提供のお願い

本サイトで提供する資料の活用状況について情報をご提供下さいますようお願いします。

活用例:

  • 教育現場での利用
  • リハビリテーション現場での利用
  • 製品への導入
  • Webサイトへの転載
  • 個人での利用
連絡先:渡辺(メールアドレス:t2.nabe.at.eng.niigata-u.ac.jp)
(スパムメール防止のため、メールアドレスは全角で書いてあります。また、.at.を@に置き換えて下さい)

お問い合わせ

このページに関する全般的なお問い合わせは、渡辺までメールでお寄せ下さい。
メールアドレス:t2.nabe.at.eng.niigata-u.ac.jp
(スパムメール防止のため、全角で書いてあります。また、.at.を@に置き換えて下さい)